「未来の図書館に求められる役割を考える読書会」を実施しています

2020.11.11

索引づくりを進めていく上で、現場の方の意見を取り入れて企画を進めているため、図書館司書のみなさまからご意見を頂いたりすることも多々あります。そのような中で、図書館が直面している課題をお聞きすることも増えてきました。
特に昨今、人口減少をはじめ読解力の低下、ICT の導入など、図書館を取り巻く社会的な環境が大きく変化しています。これらの社会的環境の変化を受けて、未来の図書館について考えるための場として、DBジャパンでは図書館における豊富な知見をお持ちのベテランの方々にご参加いただき読書会を開催しています。

今年2月に開催した第1回目は、元・文京区立真砂図書館館長の大橋直人様、日本図書館協会学校図書館部会部会長・法政大学非常勤講師(2020年2月当時)の高橋恵美子様、元・日本図書館協会事務局長であり弊社顧問の松岡要様にご参加いただきました。8月に開催した第2回目は、お忙しい時間を縫って、更に多くの8名の方にご参加いただくことができました。

読書会では毎回課題図書を設けて意見交換をしており、第1回目は新井紀子氏の著書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』、第2回目は宮口幸治氏の著書『ケーキの切れない非行少年たち』を取り上げています。

2冊の本に共通するテーマは“読解力”。読解力を上げるために図書館でサポートできることについて、特別な支援が必要な子どもに対してのフォロー、成長に従っての興味のある本の紹介、子どもだけではなく大人に対してのビジネス支援……など様々なご意見を頂戴しました。

読解力に関しては、学生のうちは学校がフォローし、読解力を育む役割を担うこともあると思いますが、大人の読解力はどのように上げて行ったら良いのか。もしかしたら、そのような役割を公共図書館が担う日がくるのではないか……と、大御所のみなさまからのさまざまなご意見を受けて感じています。

そのような活動をしていることをお会いする司書さんにお伝えさせていただくと、ありがたいことに「そんな読書会があるなら、ぜひ聞いてみたい」と多くの方から関心を寄せていただきます。読書会の様子を実際に見ていただけるような準備も進めている最中ですが、まずは議事録をまとめてみましたので、ぜひ以下からご請求いただけますと幸いです。

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