テレビ番組で弊社のレファレンス資料が活用されました

2010.05.01

4月の半ば頃に大阪の朝日放送(ABC)のスタッフの方から連絡があり、「今度『探偵!ナイトスクープ』という番組の中で国会図書館での収録があり、その際DBジャパンさんの資料を使用したいのですが、よろしいでしょうか?」というお話でした。OKの返事をすると、後日また連絡があり「大阪では5月7日放送ですが、テレビ神奈川では5月20日に放送されます。」とのことでした。当日の番組は以下のような内容でした。

―「おっちょこちょいの本を探して!」 栃木県の主婦の方から
小学生のころ、近所のおばちゃんの家に泊りに行って、寝る前に読んでもらっていた本が
あった。ところが、本の中に繰り返し出てくる“おっちょこちょい”という言葉で、おばちゃんは
笑い出して笑いが止まらなくなるのでいつも途中までしか読んでもらえなかった。当時母を
亡くしたばかりの私にとっては楽しかった思い出です。二人の幼児を持つ母となり、もうすぐ
3人目の子どもが生まれます。子どもたちにも、あの“おっちょこちょいの本”を読んでやりた
いと思います。本のタイトルも作者も記憶にないのですが探してください…
というものでした。

「おっちょこちょい」という言葉は本に登場していた犬の名前かもしれないということで探偵の方(たむらけんじさん)があちこち調査をした後、東京の国際子ども図書館に行くことになり、番組の中では、司書の方が弊社の「日本の物語・お話絵本登場人物索引」や「日本の児童文学登場人物索引」などの資料を出してきて一緒に調べて下さっていました。「日本の児童文学登場人物索引アンソロジー篇」に犬の名前で「オッチョコチョイ」の見出しがあり、作品名は灰谷健次郎さんの「いえでぼうや」であることがわかりました!

朝日放送(ABC)の方には番組の内容を特に詳しく聞くこともなく、「どうぞご自由にお使いください」と返事をしたのですが、私共が資料をこのようなレファレンス・ツールとして活用してもらいたいと思っていた、まさにぴったりの番組内容となっていて、編集スタッフ一同大変に驚いた次第です。この番組に関わられた皆様方に心より感謝いたします。また、この放送を機により多くの方々に弊社の資料をご活用いただければ幸いです。  (2010年5月)